台湾、香港、中国本土など中華圏での仕事歴20年
(うち半分の10年は中国暮らし)

 

自称!日中友好大使の小松拓也です。

 

前回までは近年における中国本土の芸能産業の急拡大と、それに伴うタレントのギャラの高騰を紹介しましたが、今回のブログでは日本人タレントが中国を拠点に活動する上でのリスクや困難な点を紹介していきたいと思います。

 

中国マーケットを意識するならばしっかりとリスクヘッジも叩き込む

 

これは中国本土を拠点に選ぶならば絶対に度外視出来ない問題!

 

 

それが日中間の政治問題です。

 

 

中華圏進出を目指す日本人タレントの入り口は?北京?上海?台湾?香港?どこがいいか?でも紹介しましたが、台湾や香港ならば政治関係が仮に若干悪くなることがあったとしても、その地で活動する企業や個人が政治問題が直接的な理由で被害を被るというケースは基本的に考えられません。
(職種や風評被害の度合いにもよるでしょうが)

 

もちろん日本も同じですよね。

 

 

政治間の問題が海外で活動している人間に全く害をきたさないか?といえば、必ずしもそうであるとは言えないかもしれないですが、例えば日中関係が冷え込んだからといって、日本で活動する中国人タレントの仕事がドタキャンになったり、仕事が出来ない状況に陥るというケースはまずないですよね。

 

でも、知っておいてください。

 

中国において日本人タレントは国同士の政治関係の煽りを簡単に、しかももろに受けます。

 

 

僕個人も中国在住時代、何度もこの洗礼を受けることになりました。

 

 

中国在住時に小松拓也が政治問題で何度も仕事を失った事実

 

例えば、小泉元首相が靖国神社へ参拝した翌日。

 

元々決まっていた仕事が「今回の仕事は日本人を使えなくなった!」という国の急なお達しにより、当日仕事がキャンセルされました。

 

ある時は石原慎太郎元都知事が中国批判を公の場で発言したことがきっかけで僕個人の仕事をキャンセルされました。

 

このような政治問題の煽りを受けて急に仕事が出来なくなったことは、上海在住時代の6年間で大体5~6回ほどあったと思います。

 

その中には企業さんが主催する商業イベントの場合もありましたし、日本領事館や上海市が後援して執り行う大規模の日中友好イベントだったこともあり、イベント自体の開催を禁じられたことにより結果、個人としても仕事を失ったという内容でした。

 

 

公的機関である日本領事館や上海市が後援するイベントならば政治の煽りを直に受けても仕方ないと思われた方もいるかもしれないですが、企業単体で起こす商業イベントさえも日系企業がそういった時期はイベントを起こすのが相応しくないと判断され、中止に追い込まれる可能性があるんです。

 

 

イベントというのは開催されなくても諸準備に多くのお金や人の手間や労力がかかるわけですが、開催出来ないとなれば当然全てこれらは水の泡となります。
もちろんイベントに対する補償はされないほか、かかった費用は戻って来ません。

 

こういった問題は中国で活動するタレントに限った話でなく、中国の日系企業で働く日本人を含む全ての日本人に例外なく当てはまる事例です。

 

 

ただ、その中でも他の職種に比べてタレントはかなりダイレクトに政治問題の影響を受けます。

 

テレビなどの公の場に出る広報的役割を担う活動がそもそもこれらの直接的な対象にされやすいのでしょうが、政治問題で他の職種の日本人が影響を受けない中でも個人的に仕事をキャンセルされるようなことも時にはありました。

 

 

 

2012年の尖閣問題は相当な状況と化したことを日本人は知らない

 

時の総理が靖国神社参拝するだけで上記の事態ですから、2012年の日本政府による尖閣諸島国有化に始まった日中関係の悪化は本当にひどいものでした。

 

日中国交正常化以来最悪の関係にまで陥ったと言わしめた尖閣問題により、僕は当時中国での全ての仕事を失いました。

 

それまでの中国でのキャリアや実績も一切関係なくなり、上海の有力者たちの助けや力さえ及ばないほどに深刻だった政治問題は、僕や矢野浩二さんをはじめ、中国で活動していたタレントたち全ての仕事をおよそ2年近くその後、許可してくれませんでした。

 

さすがに今後、あそこまでの関係悪化が再びあるか?と言われると可能性は低い気がしますが、少なくても理想は別として、現実的には大なり小なり日中間の政治問題による中国国内での上記のような事態は起こるだろうと考えています。

 

個人的にはこれはもう仕方のないことだと割り切っています。

 

と、まあ

 

今回は中国本土を活動拠点に選ぶ日本人タレントたちにとって最低限の知識と心構えをお伝えさせて頂きました。

 

次回は、また違った角度から皆さんの活動に参考になるであろうことを話させて下さい。

 

北京と上海の違いあれこれ!留学の候補地選びにも是非参考に!も是非ご覧ください。

 

 

 

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