台湾、香港、中国本土など中華圏での仕事歴20年
(うち半分の10年は中国暮らし)
自称!日中友好大使の小松拓也です。
昨日アップしたブログ内容なんですが、かなりタイムリーに僕の記事で指摘していたことと、リンクする状況が起こり、台湾で現在騒動になっているようです。
詳しくは「AKB48メンバーの発言が台湾人を怒らせた!「中国の台湾へ行く」がネット上で話題に―台湾 」からご覧ください。
中国やアジアと関わる日本人はもう少し相手のことを知るべき理由
台湾で問題視されているのは、ラジオ番組で台湾でも人気のAKBメンバーが発言した「中国の台湾へ行く」という言葉です。
彼女たちは恐らくこの発言の何がいけなかったのか?さえ分かっていなかったでしょう。
恐らくは彼女たちだけでなく、大半の日本人がこの発言の何が問題なの?と感じてしまうのではないでしょうか?
その理由の一部はこちらの昨日書いた僕の記事を読んで頂ければ少しは理解に繋がる部分もあることと思います。
AKBグループと言えば、アジアのあちこちで人気や影響力が高く、中国をはじめ、アジアのあちこちに派生グループを持っていますよね。
それだけ彼女たちの存在はグローバル規模で広がっているわけだし、彼女たちの発言力は海外のファンたちに大きな影響力を持つわけです。
更にAKBはこれまでに何度も台湾や香港、中国本土へ積極的に訪れてPR活動やイベントなどにも参加をしてきています。
台湾人にとって、今まで憧れの存在だったAKBメンバーが何度も台湾や中国を訪れているにもかかわらず、実は自分たちのことを何も知らなかったわけか…。
これが台湾の皆さんの今の心境だと思います。
台湾の人々にも色々な考え方を持った人がいると最低限理解しておいた方がいい
台湾人にとって、「中国の台湾に行く」という発言には台湾人を卑下する意味合いがあるんです。
その元々の発端は歴史と大きく関係しているのですが、こちらに関しても昨日書いた僕の記事に歴史だけではない角度からの関連情報が載せてあります。
AKBグループは少なくともこれまでにビジネスとして台湾や中国を何度も訪問し、イベントや広告活動を行なって来ています。
ましてや影響力も持っている。
外国人との交流やビジネスを通しては、こういう影響力のある方々の発言は本来安易であっていいわけがないのです。
台湾人の角度から物を言えば、だからこそ現在問題化されている!ということなわけですが…。
ビジネスはあくまでビジネス!
当然こういう割り切った考え方は存在すると思います。
でも仕事にせよ、プライベートにせよ、人と人とが関わる以上、そこには人間同士の感情や思考が大なり小なり介在するわけです。
だから相手を知らないということが、時には「知らなかった」では済まなくなってしまう事態に巻き込まれてしまう可能性もあるわけです。
相手からすれば、自分たちの地域に来てお金を稼ぐなら、当たり前だけど自分たちのことを勉強してから来い!こんな風に考える現地人がいても何ら不思議ではないのです。
まあ、かと言ってすでに起こってしまった事実は変えられないので、AKBの皆さんには是非今後台湾人の信頼を取り返すような努力をして頂きたいなと個人的には思うわけです。
日本人同士であれ、外国人であれ、信頼関係って本当に大事です。
信頼を得るのにも時間や労力を割きますが、失った信頼を取り戻すのはきっとそれ以上に大変な場合が多いのだと思います。
実際に海外へ進出して仕事をしている日本人であったり、海外のお客さんを日本国内に多く抱えるという日本人にとって、今回のAKBの発言やそれに伴う問題は間違いなく他人事ではないはずです。
だから、相手のベーシックな基礎知識は最低限知っておく!
これは非常に重要なことだと思いますね。
この記事を読み、中華圏の人たちをより深く知ろう!と思って下さった方は是非過去に書いた僕のブログの知識が少なからず役に立つと思うので、時間があったら覗いてみてください。
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