台湾、香港、中国本土など中華圏での仕事歴20年
(うち半分の10年は中国暮らし)

 

自称!日中友好大使の小松拓也です。

 

 

香港映画に日本人は出演しやすい?

 

前回の記事では香港映画界の中華圏での影響力の強さや優位性についてお伝えしましたが、今回は日本人がその世界に飛び込むための方法を検証したいと思います。

 

香港や台湾は親日的だし、現地のメジャーな新聞や雑誌、テレビの芸能ニュースなどでも日本の芸能情報が掲載されるのは日常的なことです。

 

この一点は基本、ネットでしか日本の芸能情報が伝わらない中国本土とは大きく異なることです。(ビッグニュースなどは別な場合もありますが)

 

香港や台湾は日本の映画やドラマの影響を色濃く受けている文化人も多く、日本の作品や監督、俳優をリスペクトしているという映画監督なども存在するのです。
(例えば高倉健さんを尊敬していると公言しているレッドクリフのジョン・ウー監督(呉宇森)などが代表例です。)

 

 

 

そのため、日本で第一線で活躍している俳優や歌手ならば、過去に台湾・香港地区でプロモーションを行なってきたか?の有無に関わらず、香港映画からオファーがかかったり、台湾でコンサートを開くなどの門戸が開きやすい状況は今後も変わらないでしょう。

 

では、これが無名の新人や中華圏に拠点を構えて活動したいと考える日本人にとってはどうでしょう?

 

知名度がない日本人にとっては?

 

こういった日本人が香港や台湾に渡って芸能活動をする場合、日本人であるという上記のような優位性はほとんど望めなくなります。

 

あくまでいち新人という立場からのスタートとなるのが一般的です。
(無論、日本人である=現地人とは違う=個性に繋がる!という特徴にはなるでしょう)

 

では、こういった日本人がどのような形で台湾・香港芸能界へ人脈を広げ、関係を構築していけるか?検証していってみましょう。

 

まず、文化的な問題と関連があると思うのですが、香港では長い間、日本人モデルの需要はそこそこあります。

 

ディーン・フジオカ君も香港でモデルとして活動をしていた時期もあり、香港には人の入れ替わりはあるにせよ、日本人モデルが昔から長年活躍してきた土台があります。

 

 

香港は台湾や中国本土と違い、同じ中国語の中でも広東語を使用しますし、広東語を勉強出来る環境は日本人にとって、公用語の北京語よりも狭いものなので、広東語を話せる日本人も必然と少なくなります。

 

その代わり長いことイギリス領だった文化もあり、ほとんどの香港人が英語を話せるので、英語を話せるという日本人はコミュニケーションの手段が広がるでしょう。

 

 

こういった特徴を活かし、容姿やスタイルに自信があるという日本人はモデルを入り口に香港芸能界を目指してみるのはありかもしれません。

 

反対に、台湾で活動を考えるならばタレントを目指す人に向いているかもしれません。

 

 

 

台湾のタレントは昔から歌も芝居もやるし、バラエティ番組が盛んなので、番宣も含めてバラエティにも出演する!というようなマルチタレントが主流です。

 

もちろん、何かしらの活動に比重の重きを置く芸能人は多いですが、それでも台湾芸能界の傾向としてマルチな活動をするというスタイルは、芸能人にとってある程度フォーマット化されている環境が下地になっています。

 

 

日本人で台湾芸能界を目指すならば、「あれは出来ない、これはやらない!」と初めから自分のスタイルを固定するタイプの方より、「チャンスさえあるなら何でもトライしてみよう!」という感覚の人に似合っているかもしれません。

 

 

では、ここからは香港でも台湾(ここからは台湾芸能界中心部である台北としましょう)でも本業の活動と並行しながら、どうやって人脈を広げていけるか?こちらの検証に移りたいと思います。

 

前回の記事でお伝えしたように、香港の映画監督などは仕事の時だけ中国本土に渡り、それ以外の時間は香港で過ごすという方も少なくありません。年間の半分やそれ以上は地元で過ごすという業界人もいるわけです。

 

これは台湾人も同じです。

 

中国本土の芸能界の門戸を開くのは非常にハードルが高いとこれまで説明してきましたが、台湾・香港ならば多少は活躍の確率を高められることに加え、上記のような習性を持った台湾・香港人映画人なども存在するので、こういった人たちにアプローチ出来る努力をすれば、そこから中国本土への開拓を望める可能性が広がります。(もちろん大物とはそもそも会う機会すらなかなか望めない上に、仮に会えたとしても人間関係を構築するのは簡単なことではないでしょうが。)

 

 

 

台北も香港もコンパクトな街なので、業界人が集まる飲食店やバーなどは意外にも狭いものです。

 

1人でも知り合いにそのコミュニティに繋がる友人がいたり、作っていけるならば、その後は努力次第で雪崩式に横の繋がりが広がる可能性はあります。

 

無論、コミュニケーションを取る為にも現地言語は必須となりますが、前述したような台湾・香港それぞれの習性や特徴を利用し、さらなる自身の発展へ繋げたいと考える日本人がいるならば、語学の努力とともに、こういった努力から中国市場を開拓していく糸口を見つけられるかもしれません。

 

次の台湾、香港、中国本土の中華圏で日本人が芸能活動するなら?まとめ是非ご覧ください。

 

 

 

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