日中友愛エンタメ大使(自称)の小松拓也です。

 

先日の金曜日の話なのですが、

 

三菱商事社内施設(社員専用レストランの個室)で開催された三菱商事日中友好交流会(第28回)に参加をさせて頂き、

 

日中友好協会の会長さんをはじめ、日中間の様々な分野の第一線でご活躍なさっている方々とご交流させて頂くという大変貴重なご機会に恵まれました。

 

日中友好交流会での中国からの来賓のお話

 

その交流会が素晴らしい会であったというのは言うまでもないことなのですが、

 

今日はその話をしたいのではなくて、その交流会に参加をしていた一人の中国からの来賓のお話をしたいと思います。

 

その方は厦門の華僑大学に勤務する哲学博士の方で、最近まで日本を訪れていた方です。

 

日本を今回初めて訪れたということで、日本で体験する全てが真新しい新鮮な出来事だったようです。

 

 

交流会は日本式の乾杯でスタートし、その後も参加者の皆さんのお酒はどんどんと進んでいく中で

 

 

中国人の博士だけはほとんどお酒に手をつけていないことに途中から気付きます。

 

もしかしてお酒が強くないのかな?とお伺いを立ててみると、「そうではない」と言います。

 

要は冷たいビールを飲む習慣がないから飲み慣れなくて冷たい物はお腹にも良くないし飲めない!と言うのです。

 

 

そうだった!
中国人は元々冷たいビールを飲まないんだった!

 

 

 

中国ではレストランで差し出される水が常温は常識?

 

すっかり僕も忘れていたのですが、中国では冷たいビールを飲まない地域や人々が多数存在します。
(レストランで出される水も常温は一般的です。)

 

都市部を中心に、日本食や外国文化の影響を受ける形で冷たいビールを飲む中国人も増えて来ましたが

 

中国では ビールは常温!というのは割りとポピュラーな話です。
(特に地方都市ではまだまだその傾向にあります。)

 

 

この習慣って中国本土の話だけではなく、以前は台湾でさえもそうだったんです。

 

台湾旅行する日本人は多いと思うので今の台湾では、レストランで日本のシステムと同じように冷たい水をサービスとして提供するお店が割りと普通なことを知っていると思いますが

 

僕が一番最初に台湾に留学をした1996年の頃はほとんどのお店がまだ常温の水を提供していた時代でした。

 

だから、

 

「えっ、台湾こんな暑いのに水は常温なの?ぬるっ!」

 

とか、いつも感じていました。

(今ではすっかりかわりましたが。)

 

 

 

 

 

 

話を戻すと

 

博士は、日本式のキンキンに冷えたビールという日本文化や日本式の苦いビールが口や体に合わなかったようで

 

結局その日はほとんどお酒に手を付けていませんでした。

 

せっかく日中を代表するような素晴らしい面々の交流会であったからこそ

 

日本式の食文化が博士の口や肌に合わなかったという光景を目の当たりにし、

 

一人の日本人として少し残念な気持ちになってしまいました。

 

中国人の特性を一歩掘り下げて理解すればそこにビジネスチャンスは生まれる?

 

日本人が日本を訪れる海外のお客さんに迎合する必要性は全くないと思いますが

 

一方で増加するインバウンド需要の中でも特に訪日率が高い中国の観光客に向けた

 

中国文化や習慣などを取り入れたサービスがあったら喜ぶ中国人は結構いるかもしれない!

 

 

 

もしかしたらそんな部分にも新たなビジネスチャンスがあるかもしれないな。

 

そんなことを感じた交流会でもありました。

 

 

 

我々日本人にとっては常識的なことだと感じたり、考えてしまっていることでも外国人目線で見ると実はそれが日本スタンダードであって、グローバルスタンダードではない!ということが案外あるものです。

 

 

海外に住んでいた経験がある日本人ならば誰でも実感しているこの「日本人と外国人のズレ」という感覚は

 

 

今のようにインバウンド需要や外国人訪日旅行客が増えている状況下で非常に注目価値のある視点です。

 

渋谷のスクランブル交差点を動画や写真を撮りながら撮影している欧米やアジアからの旅行客などを見ていても

 

 

我々日本人にとって別に楽しくもない普通な光景が、外国人からしたら

 

 

「ワオ!日本ってヤバいぜイカすぜ最高だぜ!グレート!」

 

 

とか思われているわけです。笑

 

 

新しい物やサービスを生み出す努力もいいけれど、すでに存在しているものを上手くサービス化出来るものはないだろうか?

 

その発想の先には、外国人目線を取り入れるというのが非常に大事だなと海外生活が長い一人の日本人として強く思うことです。

 

 

 

 

ちなみに

 

中国語のビールは、

 

「啤酒(pi2jiu3)」といいます。(日本語の発音は「ピージョウ」という音が近い。)

 

今回は、「啤酒」という単語と一緒に、中国では常温ビールが出されてもビックリしない!

 

という日中の文化の違いをお話させて頂きました。

 

では、また次回も是非お楽しみに!