台湾、香港、中国本土など中華圏での仕事歴20年
(うち半分の10年は中国暮らし)

 

自称!日中友好大使の小松拓也です。

 

華僑と華人、中国を考える

今日は中華圏との関わり方を考える上で日本人が意外と見落としがち、かつその中身を漠然と捉えていることが多い華僑について、エンタメの話を踏まえながら話したいと思います。

 

ちなみに皆さんは華僑ってどんな人達を指すか分かりますか?

 

華僑とは=主に中国本土、台湾、香港、マカオ以外の外国へ移住した中国人を指します!(移住した国先でその国の外国籍を取得した中国人のことも指す場合がありますが、外国籍となった中国籍を保有しない中国人は厳密には華人というようです。ただ、この記事の中では華人も華僑という括りでお話させて頂きます。)

この華僑なのですが、大富豪や権力者も多く、移住先の国と中国本土とを内外から政治的、経済的立ち位置で支えているような人物も少なくないのが特徴です。

 

(タイのタクシン元首相、フィリピンのコラソン・アキノ元首相など)

 

 

例えば台湾芸能界を覗いても、通称ABCと呼ばれるアメリカやカナダ国籍を持つ台湾人が多く、彼らは国籍だけでなく生まれも育ちもアメリカやカナダであるケースがほとんどで、英語圏でその地の教育を受けながら育っている特殊な人材であることが顕著です。

 

代表格では中華圏のトップスターであるワンリーホン(王力宏)や元F4メンバーのヴァネスウー(吴建豪)などでしょうか。

 

彼らは国籍だけでなく、第一言語を英語として育ち、子供の頃からアメリカの文化や音楽、エンタメに触れて育っているため、その感性はアジア人というよりはアメリカ人に近い!と言って過言でないでしょう。

 

 

台湾芸能界は90年代後半頃より彼らのような異文化で育ち、感性を鍛えてきた芸能人が徐々に増え始め、その影響もあって台湾芸能界に大きな変革をもたらしました。

 

以前は台湾にも演歌が存在した!

 

90年代後半頃まで、台湾音楽界はヒット曲の大半が日本の有名な歌手の北京語によるカバーであることが顕著でしたし、台湾が日本の文化を色濃く受けている歴史的背景も含め、あまり日本では知られていないのですが、当時はヒットチャートの4分の1ほどを台湾演歌が占めていました。

 

えっ?台湾にも演歌が存在したの?

 

そんな風に感じた方は多いのではないでしょうか?

 

今ではもうほとんど台湾で演歌を歌う歌手の姿を見かける機会は少ないですが、実は台湾にも演歌が存在していたのです。

 

日本の音楽界から大きな影響を受けていた台湾音楽界において、ABCたちの出現はそれまでの台湾音楽界の常識を覆す出来事だったのです。

 

アメリカやイギリスの音楽に憧れは抱きながらもアジア人に洋楽のグルーブ感やサウンドはなかなか出せないだろうという雰囲気がまだまだ蔓延していた時代に、完全なネイティブの英語とアメリカ仕込みのサウンドを引き下げて台湾音楽界を席捲したわけですから。

 

その衝撃は宇多田ヒカルさんがネイティブな英語と独創的な音楽性を武器にアルバム「First Love」で765万枚セールスという前人未到の記録を打ち出した際に日本に与えた衝撃と同等だったと言えるでしょう。
(一概に数字の比較は出来ないですが、社会現象を巻き起こしたという意味では同じようなインパクトをもたらしています。)

 

エンタメにおいて、こういった外国育ちの華僑が異文化で磨いた感性や創造性をもとに、台湾に新たな流行を運んで来たという経緯が我々日本人にとっても想像しやすいかと思いますが、実は華僑が諸外国から台湾や香港、しいては中国本土に与えてきた影響力はこれに留まりません。

 

なぜなら前述したように、世界中に散らばっている華僑の方々には、権力者や富豪が多く、政治的、経済的側面からも深く中華圏と今でも強いパイプを築いているからです。

 

次回のブログ世界中の華僑の持つ意味!中国マーケットは全世界?ではこれらを更に掘り下げながら説明していきたいと思います。

 

 

 

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