日中友愛エンタメ大使(自称)の小松拓也です。

 

12月9日に日中平和友好条約締結40周年を記念したチャリティイベント「日中魂の響き」が開催され、このイベントにて司会を任されて来ました。

 

日中関係のエンタメ業界では非常に有名な黄実さんや露久保美穂さん達が実行委員会を組んで主宰を務めた当イベントには、日中間で活躍する様々なアーティストの皆さんが揃ってステージを披露することになりました。

出演者の皆さんは日中間で活躍される様々なパフォーマーの方々ばかりで、非常にレベルの高いパフォーマンスが次々と行われたのですが、昼と夜の2回行われた公演には約1000人のお客さんが詰めかけて下さいました。

中国からの旅行者が益々増え、実際に日本を見て体験することで日本を好きになって中国へ帰っていく!といった中国人は少なくありません。

 

たった数年前までは日本や外国のマナー講師などが中国に派遣されてサービスマナーの指導などの教育や指導をしたとしても、なかなかサービスに対するホスピタリティを現場レベルで体現しているというサービス業も多くなかった中国。

でも日本に旅行者が増え始めた2014年頃から明らかに国際都市の上海を中心に中国のサービス精神は飛躍的に変化しました。

 

実際に日本の文化やサービスに触れ、感化される中国人も少なくないようで、それを帰国後に自分達の仕事へと転化させている!そんな経営者も多いのです。

日本人の多くが知らないところで現実レベルでは互いに感化し合いながら発展や成長に結び付いていることもあるものです。

 

そういった意味でも今回のイベントのように直接的に交流の場を築き、互いの文化や人々に触れた体験や感動を共感しあえる機会というのは非常に貴重なことだと思います。

 

 

日本が世界経済2位に君臨していた頃、間違いなく中国はまだ未成長の段階にありました。

 

そして個人的にはとても信じられないことですが、今でも中国は過去の中国のままで止まっていて全く発展していない!などと誤った認識を持った日本人もいるものです。

移動は皆自転車で人民服を着て、街は汚くて…など。

 

日本のメディアの報道やニュースも最近は大分本質を捉えた報道も増えて来たとは感じるものの、やはり中国批判や中国のネガティブな報道は少なくないし、偏った情報の方が多いと感じるものです。

 

中国の方が日本に来て生の日本や日本人に触れて日本を好きになることでリピーター客は実際増えているし、日本のファンになる人もいっぱいいます。

その結果、中国本土でのサービスなどにも日本の良いところは取り入れられているわけです。

 

これは文明開化の時代の日本が欧米諸国から技術や文化を持ち帰ったことと同じだし、古くは遣隋使や遣唐使で日本が中国から様々な文化や技術を持ち帰ったこととも同じです。

 

時代や文化、技術は世界中で回り回るものなのだと思います。

 

島国育ちの我々はほとんど外の文化に自ら触れる機会がありません。

それにもかかわらず、テレビなどのニュースを見ただけで外国のことを分かったような気持ちになっている人が総体的には圧倒的に多いのだと思います。

 

相手を批判したり頭ごなしに否定する前に、まずは一度直接触れ合ってみる機会を作ってみたらいかがでしょうか?

 

中国に旅行する日本人ももう少し増えた方がいいと個人的に思います。

 

中国人が日本に来て勉強しているように、今の中国からは日本人も見習うべき要素がたくさんあると感じます。

 

実際、中国へ視察する日本の経営者の皆さんからは一様に生の中国を体験して驚きの声や日本の将来に対する危機感を感じるなどの声をよく耳にします。

 

百聞は一見にしかずです。

 

世界の変化の情報や発展のスピードを日本人の多くが知らないことは日本にとって非常に危険なことだと思います。

 

世界の躍進や進歩に置いていかれる可能性があるからです。

ニュースでほんの少し外国のニュースを見ただけでその国のことを全部理解したような気持ちになっている方は少なくないと感じます。

 

そんな情報はその国の一部の情報にしか過ぎないのです。

日本だって世界的に見れば小さな国土の国かもしれませんが、地方によって言葉や食文化、風習も異なります。

その一部を抜き取って「日本はこんな国だ」などと一言で要約など到底出来ないのです。

それは外国でも全く一緒です。

 

世界のライバル達のことをよく知りもしないでいまだに世界第2位の経済大国の視座を持ち続けてしまっている人が多いのかもしれません。

 

それではこれから台頭してくるインドや東南アジア諸国などにも追い抜かれてしまう日が来たっておかしくありません。

 

実際、国益に直結する「優秀な人材」という視点に観点を置いても、世界の大学格付けランクで東大でさえ46位。

中国は北京大学27位、清華大学30位と日本より上位にいます。

シンガポール国立大学はアジアトップの22位だし、香港大学40位、香港科技大学44位と、日本より上位ランクの学校が5校あるわけです。

 

200位以内にランクインしている日本の大学は東大以外には京大74位のみで2校となりますが、中国は7校がランクインしています。

 

そういった若い人材がAIやブロックチェーンやドローンなど、様々な技術を飛躍的に発展させています。

 

物作り大国日本の技術はもはや近隣諸国にとってもお家芸となっています。

 

他国の粗探しばかりに目を向けてしまうのではなく、もっと本質的なことに目を向けて今後の日本の在り方を探した方がよっぽど建設的です。

 

そういった意味でも外国や外国人と交流する日本人がもっと増えてほしいと思うし、今回の日中チャリティイベントのように直接的に互いの国の人々や文化に触れ合える機会は貴重だと思います。

 

手間や苦労や時間など、多くのエネルギーを割かなければならない文化交流イベントは費用対効果を考えると得られるものの方が少ない場合も多いものです。

それでもその重要性や必要性を考え、海外との関係作りや未来への橋渡しに従事している皆様には本当に頭が下がる思いです。

 

目先の利害関係だけでなく、広い視座から日本や世の中を見つめる方が増えればきっと世の中はもっと良くなると思います。

 

グローバル化が加速し、人口減少問題や超高齢化社会に直面している中で外国との関わり方を考えるのは全ての日本人にとって本来他人事ではないはずです。

 

他人事である中国、他人事である外国を自分事に置き換えて考えてみる日本人が増えるよう希望を込めて、僕も引き続き文化交流の現場には携わり続けていきたいと思います。

 

 

本日もご拝読頂きありがとうございました。