日中友愛エンタメ大使(自称)の小松拓也です。

 

さて、中国映画といえば数十億円規模や数百億円規模の制作費がかけられる映画も珍しくない

 

という話はこれまでも紹介していますが、

 

 

そもそもそれだけの巨額の先行投資をして、収益を見込めているのか?と、気になる方々も間違いなくいると思います。

 

当然全ての映画がヒットするわけではないし、作品によってはアテが外れてしまう!という結果に終わってしまう映画も存在します。

 

そういった意味ではヒットの確率性を高め、リスクヘッジを行う!という手法が当然必然となるのですが、

 

では、巨額の制作費がかけられている中国映画において、近年ポピュラーな制作の手法にはどんなやり方があるのでしょうか?

 

 

 

今日はその一例をご紹介します。

 

まずはこちらの動画を見てみてください。

http://p.weibo.com/show/channerWbH5/1034:4256323295207210?from=groupmessage&isappinstalled=0

こちらは数日前からネット公開が始まっている5分ほどのショートムービーです。

 

 

映像の随所に登場することからも、こちらのショートムービーの広告主が車メーカーSUBARUさんだということは分かると思います。

 

注目すべきは、映像内容がいわゆるテレビCM的な手法でSUBARUさんの車を直接的に宣伝する描き方をしているわけではなく、あくまで本来であれば1番宣伝をしたい商品をさりげなく映像中に露出させている点です。

 

 

企業が売りたい商品の広告宣伝の手法に対して中国人の消費者の反応は非常にシビアでして、直接的な商品の宣伝はあまり効果的でないとされています。

 

 

今回のショートムービーに例えると、メインはあくまでショートムービーそのものである点が重要で、

 

商品の露出はさり気なさが求められます。

 

 

 

今回の映像の場合、SFっぽい近未来的な世界観の映像の中にツールとして車という商品が登場し、作品の疾走感やスタイリッシュさを商品のイメージと共有させていくような構成です。

 

こうした形で企業や商品のブランディングツールの一つとして、近年の中国ではショートムービーが制作されるケースが非常に多く

 

 

 

ショートムービーの内容は、まるで映画の予告編のような作品が少なくありません。

 

その中には単発もののショートムービーだけでなく、全5〜10話前後から成るシリーズもののショートムービーも多数存在します。

 

 

しかも、視聴回数の高い人気ショートムービーはその後更なる投資を集めて

 

今度は映画化される。

 

 

 

このような手法で世の中に生み出される中国映画が現在非常に多いのです。

 

ショートムービーは投資目的の為だけに制作されるのではなく、

 

映画化された場合、どれだけの人がその作品を観てくれるのか?というマーケティングの意味合いも含まれており

 

視聴回数の高いショートムービーは

 

 

その後の映画化への実現度が高まり、ヒットの確率も見込みが立てやすいという側面もあります。

 

 

 

映画を制作する為に映画の予告編を作ってしまう!

 

現在の中国の主流な映画制作事情を今日はお伝えしました。

 

 

 

最後までご覧頂き、ありがとうございます。
どうぞ引き続きご応援よろしくお願いします。

 

 

日本人が知らない中国芸能界や中国エンタメ界のあれこれ!